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薬剤(FSH/HMG製剤、黄体ホルモン製剤)の供給不足について

現在、薬剤(FSH/HMG製剤、黄体ホルモン製剤)が全国的に供給不足の状況となっています。全国の不妊クリニック・病院すべてが影響を受けています。今年4月からの不妊治療への保険適用拡大による治療数の増加や、ヨーロッパから日本への物流網の変化、世界的なコロナ感染の混乱がいまだ収束していないことなど、様々な要因によると考えられます。そのため、今後この状況がいつ改善されるかの見通しも立っておりません。

 今後、当院で治療をされる際は、現在手に入るお薬で最大限工夫をして、みなさまに現状で最善の治療法をご提案いたします。一周期も無駄にせず、一日も早く妊娠したいとの思いで治療を受けておられるみなさまに、このようなお願いをすることは大変心苦しいのですが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い致します。

令和4年11月
まるたARTクリニック 院長 丸田英