反復着床不全なら名古屋市千種区のまるたARTクリニックへ

反復着床不全 IMPLANTATION

反復着床不全について

反復着床不全にはさまざまな原因があります

体外受精や顕微授精でできた受精卵を移植しても、なかなか着床しないことを反復着床不全(着床障害)といいます。
反復着床不全の原因を特定するのはとても難しいですが、胚側にあるのか、子宮側にあるのか、その両方にあるのか検査により調べて妊娠率を向上させます。
当院では、ERA、子宮鏡、血液検査を行っています。

検査方法

ERA

体外受精(顕微授精)により良質な受精卵を複数回移植しても妊娠に至らない反復性着床障害の原因として、子宮内膜の「着床ウィンドウ」が一致していないという報告があります。受精卵が子宮内膜に着床できる時間や時期には個人差があり、適切な時期に移植すれば妊娠が可能だとするものです。その時期を判断するのがERA検査です。適切な周期で子宮内膜採取を行い、移植時期を特定し、妊娠率を向上させます。

子宮鏡

子宮筋腫(粘膜下子宮筋腫)や子宮内膜ポリープ、子宮内の炎症や癒着があると、着床が妨げられます。上記が疑われる場合は、子宮鏡(ヒステロファイバースコープ)という超小型カメラで子宮内を検査します。入院の必要はなく、痛みもほとんどありません。

血液検査

血液を採取して染色体検査、プロテインS/プロテインC活性、NK活性化、第XII因子活性、PT、aPTT、甲状腺ホルモン、抗核抗体、リウマトイド因子、ループスアンチコアグラント、抗フォスファチジルセリン(CL)抗体(IgG・IgM)、LA-DRVVT、抗フォスファチジルエタノールアミン(PE)抗体(IgG・IgM)、抗CL・β2GPⅠ複合体抗体、Th1・Th2細胞比などの検査を行います。

再生医療

再生医療をとりいれた不妊治療へ

PRP(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)療法は、血液を遠心分離して調整した血小板を多く含む血漿(けっしょう)を用いる方法です。血小板の中に成長因子など組織修復を促進する物質が含まれており、細胞増殖を促すとともに、修復機能を高め、自然治癒力によって治療する方法です。海外では不妊治療でPRP療法が応用されており、国内でも難治性不妊の治療として注目されています。