名古屋市では、令和8年度より、不妊治療における先進医療費の助成制度が始まる予定です。
名古屋市の不妊治療助成金とは?
体外受精や顕微授精などの不妊治療では、「先進医療」を選択できます。
先進医療とは、厚生労働大臣が認める高度な医療技術のうち、有効性・安全性を一定基準満たすもののまだ保険適用の対象となっていない治療法のことです。通常、日本では保険診療と自由診療を併用する「混合診療」は原則として認められていません。しかし、先進医療として承認された技術については保険診療との併用が可能です。つまり、体外受精などの保険適用治療を受けながら先進医療の技術を追加で選択することができ、その際も基本的な治療部分は保険適用(3割負担)のまま先進医療部分のみが全額自己負担となります。今回の制度では、この先進医療にかかる費用の一部を名古屋市が助成します。
助成額はいくら?
助成額は、生殖補助医療を行っている方で、先進医療費の7割(10分の7)相当額1回(採卵から移植まで)の治療あたり上限5万円となっています。
※2回目の治療に進まれる方は、2回目も上限5万円がもらえる予定です。
たとえば、
先進医療費 50,000円 → 35,000円助成
先進医療費 70,000円 → 49,000円助成
先進医療費100,000円 → 上限50,000円助成
費用負担の軽減につながる制度です。
保険診療の生殖補助医療を行っており男女どちらか住民票の登録が名古屋市の方(予定)
※詳細は名古屋市からの発表をお待ちください
申請開始はいつ?
令和8年4月以降に開始した治療分が対象予定となっています。ホームページなどの詳しい案内は現在準備中だそうです。診療の領収書・明細書を大事に保管してください。
当院で対象となる検査
保険適用の生殖補助医療(体外受精・顕微授精)と併用して行う先進医療が対象です。
採卵時の先進医療
✓膜構造を用いた生理学的精子選択術
✓ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICSI)
✓タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
着床の先進医療
✓子宮内膜受容能検査1(ERA)
✓子宮内膜受容能検査2(ERPeak℠ 検査)
✓子宮内細菌叢検査1(EMMA/ALICE)
✓子宮内細菌叢検査2(子宮内フローラ)
着床・移植の先進医療
✓子宮内膜擦過術(子宮内スクラッチ)
✓子宮内膜刺激術(SEET)
✓二段階胚移植術



