企業の男性陣のみなさまは、職場の女性から「卵子凍結をしたいのでお休みをとりたい」と聞いたときどんなリアクションをされますか?結婚前の男性のみなさまは、愛する女性に「実は自分の卵子を凍結保存しています」と打ち明けられたとき、なんとお答えになりますか?
まるたARTクリニックはこれまで多くのご夫婦と出会い、数えきれないほどの幸せな気持ちをいただいたことに日々感謝をしながら、妊娠へ導く医療、生殖医療に携わっています。しかし一方で、赤ちゃんがほしいと願う一途な気持ちが報われず、苦しい涙もたくさん見てきました。だからこそ、不妊治療をはじめることになってから検査や勉強をするのではなく、それよりも前にまず、自分のことや妊孕性(にんようせい※妊娠する力のこと)を早い段階で知ってもらいたいと不妊予防・プレコンセプションケアに力を入れています。卵子凍結は最大のプレコンセプションケアになりうる新しい技術です。日本でも働く女性のために企業が福利厚生として取り入れ始めています。
これまで当院での社会的卵子凍結の実施者からは「将来のためにやってよかった!」というお声が多数ある一方で、
「比較的新しい技術のため、親世代への相談は難しい」
「注射をうったり麻酔をしたり。健康なのにどうしてそんなことをするんだと親に言われた」
「自分が実施しても、そのことを会社や女子会など身近で話題にできるほど気軽に話せる雰囲気ではない」
という率直なお気持ちを聞かせてくださった方もいました。
日本が「産みたい人が、安全に希望する人数を産み、働きながら安心して育てられる理想的な社会」になっている、と考える方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。東京を中心に広がりを見せる「卵子凍結」は生殖医療の現場だけでなく、社会全体に突きつけられた課題だと強く感じます。社会全体で女性がライフ・キャリアプランを両立させ、妊娠、出産、育児がしやすい環境や仕組みをつくっていくためにも、当事者のみなさま、親世代のみなさま、ご家族、お友達同士、独身の男性、女性の多い職場の男性のみなさまも積極的にセミナーにご参加いただけたら嬉しく思います。正しい知識をつけることは、自分の人生を大切にすること、です。カメラオフでご参加いただけます!セミナーのお申し込みはこちらから✨