愛知県では、不育症検査に対する助成を行っています。先進医療として実施された保険診療適用外の「流死産検体を用いた遺伝子検査」を受けた場合、その費用を助成する事業です。詳しくはこちらをご覧ください。
助成対象者
既往流死産回数が2回以上の方(過去に1回以上の流産歴があり、今回妊娠で臨床的に流産と診断された方)。年齢や所得などの要件はありません。
助成対象となる検査
流死産検体を用いた遺伝子検査(令和4年12月1日以降に実施したもの)
ただし、先進医療の実施医療機関として届出(受理)がされている保険医療機関で実施した場合に限ります。先進医療実施医療機関は2023年6月20日現在、全国で6施設(大阪府・兵庫県・広島県・千葉県・愛知県※当院)となっています。
当院は2023年2月1日に、先進医療「流死産検体を用いた遺伝子検査(NGS)」の認可施設となりました。
助成金
1回の検査に係る費用の7割を助成。ただし、上限6万円となります。
※検査代は103,000円ですが、患者さまのご負担は約43,000円で検査を行うことができます。
これまでの流産検査との明確な違い
・これまでの検査に比べて適応範囲が拡大している(自然排出や死産も対象)
そのため、既に保険適用されている”流産検体を用いた染色体検査では解析できない状況でも解析ができる可能性があります。みなさまの赤ちゃんが元気にすくすく成長していってくださることを願っていますが、もし今お辛い思いをされている方がいらっしゃるようであれば、検査で分かることもあると思います。ご相談ください。