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新しい培養液導入のお知らせ

受精卵と母体のコミュニケーション促進のために、まるたARTクリニックでは新しい培養液を導入しました。


GM-CSF含有培養液(2022年1月4日から新たに導入)

GM-CSFとは細胞活性因子(サイトカイン)の一つであり、着床と妊娠継続に関与していることが知られています。GM-CSFは卵管や子宮内膜からも発現し、受精卵と細胞間相互作用に関与し機能します。GM-CSFが発現していない環境では流産につながりやすいことが報告されています。流産を繰り返す患者さまの数割は体内にてGM-CSFが発現しないといわれております。

 
期待される効果

免疫応答制御因子として胚の着床を促進、妊娠継続

 

今現在、多数の施設から流産歴がある症例だけではなく、着床不全症例への効果が示唆されるというデータの報告があがっています。

 対象となる患者さま

・化学的妊娠後/臨床妊娠前の流産を繰り返す

・着床失敗を繰り返す

・原因不明の流産を繰り返す

 使用する場合には、あらかじめ担当医から説明をさせていただき、希望される患者さまのみ使用いたします。対象は融解胚移植症例となり、胚移植費用とは別に2022年1月4日より税込16,500円をご負担いただきます。※キャンセルされた場合でもお支払いいただきます。詳しくは診察時にお問合せください。