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新型コロナウイルス感染症に関して

新型コロナウイルスはまだ不明のことが多く妊婦に対する影響や胎児に対する影響や感染は分かっていません。しかしながら新型コロナウイルに対して試験投与中の薬剤は催奇形性、胎児毒性があり妊婦への投与は禁忌薬剤となっています。

4月1日に日本生殖医学会からの声明は妊娠の延期を選択肢提示を推奨することが発表されました。

 

また一方では4月7日付けの日本産婦人科学会から新型コロナウイルスに関しての声明は

(以下抜粋)

妊婦における感染率や重症化率に関する公式情報はありませんが、現時点でインフルエンザのように妊産婦における重症化や死亡率が特に高いと報告はありません。

2月12日付けのLancetの報告では子宮内感染が原因とする胎児死亡例はありません。

 

以上の状況を踏まえて、当院の姿勢として

  1. 今後も日本生殖医学会の声明を重視すること。
  2. 当院スタッフは厳重に感染対策を施すこと。
  3. 患者様の背景をよく考慮して、患者様と継続か延期か話し合いを持つこと。
  4. 最終的には患者様に意思決定権があること。

 

妊娠のみが目的ではなく、健康に新しい生命の誕生が目的です。

よろしくお願い致します。              

 

                      まるたARTクリニック 院長 丸田英

<参考リンク>
◆日本生殖医学会(2020/4/1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明 )
http://www.jsrm.or.jp/
◆愛知県 新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/
◆名古屋市 新型コロナウイルスに関連する肺炎についてhttp://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000124556.html